KENTAは新日本プロレスにアジャストしなければならない

KENTAは新日本プロレスにアジャストしなければならない。早急に、だ。

「G1クライマックス」は新日本プロレスを代表する真夏の最強戦士決定戦。KENTA選手の枠はYOSHI-HASHI選手がぶち上げていた、バトルロワイヤルで決定するべきだったと思う。

たったの1試合で僕がここまでの考えに至った理由は一つしか無い。

今回の「G1クライマックス29」は数多くのレスラーがエントリーから漏れる結果となっていたためだ。

正直、色々書きつつもKENTA選手に強い期待を寄せていたが、天才・飯伏幸太選手とスイングしないのは流石にビックリした。

“真夏の最強戦士決定戦”は、WWEに居た日本人というブランドだけで消費されていいものではない。

この枠に入るために、既存の新日本レスラーたちがどれほどの活躍をしてきたのだろうか。少し振り返ってみよう。

世紀の大誤審を覆すためヘビー級で好勝負を連発し、常に話題も振りまいてきたタイチ選手。

WWEを離脱後、一発で「IWGPUSヘビー級ベルト」を奪取したジョン・モクスリー選手。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」で圧倒的な試合を魅せたウィル・オスプレイ選手と鷹木信悟選手。

元「NEVER無差別級王者」ジェフ・コブ選手。

初エントリー選手はそれぞれ、新日本プロレスでの実績を出し「G1クライマックス29」へとたどり着いた。

ある種、ジョン・モクスリー選手以上の特別枠でのエントリーとなるKENTA選手は、初戦からファンの心をガッチリ掴んで離さないのが絶対条件だったと言えるだろう。

僕は命を懸けて戦うレスラーに対して、辛辣な意見は書かない。

全て今後の期待を込めて書いている。そもそも、イラつくならコンテンツに触れるなというのが僕の信条なだけに、強い...強い期待を持って書きたいと思いながら筆を取っている。

ただし、今回ばかりは期待を持って、主張したいと思った。

ギリギリまで粘ったYOSHI-HASHI選手やヤングライオンとしては最後のチャンスかもしれなかった海野翔太選手。

高橋裕二郎選手は復帰明けなだけに、まだ難しいと思うが、真壁刀義選手だってエントリーするものだと思っていたし、小島聡選手に至っては唯一第三世代で「G1クライマックス」からの勇退を発表していないわけである。

そして、何よりも鈴木みのる選手だ。ユニットのボスがいないなんて信じられないことである。

そう、あの日から色々なことがあった。

今回の参戦メンバーが発表されて以降、出場メンバーに対して多くの物議を醸し出しただけに、本戦のビッグマッチには当然高い期待が生まれていた。

その結果、一つの試合にだけ違和感があった。

少なくとも、KENTA選手は飯伏幸太選手と噛み合っていなかった。

誤解を恐れずに言えば、Aブロックの公式戦唯一スイングしていなかったように思う。

SANADA選手とザック・セイバーJr.の試合が凄すぎただけに、物足りないの一言に尽きるものだった。

WWE、柴田勝頼選手。

2つのブランドを活かしてリングに立った元スーパースターは、初めてからの試合を見たファン(僕)の心を奪うことはできなかった。

これが「G1クライマックス」でなければ、ここまで書いていなかった。だが、悔しいけど、これがG1なのよねん。

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蹴って、蹴って

新日本プロレスはアメリカ大会ということもあり、リーグ戦の中でも目玉カードを多数用意してきた。

完全覚醒したランス・アーチャー選手とラフファイトを巧みに使いこなすバッドラック・ファレ選手。

高次元テクニックの応酬で2人にしかできない試合を展開したSANADA選手とザック・セイバーJr.選手。

友だちとなり、円熟味を増したオカダ・カズチカ選手と棚橋弘至選手。どの公式戦も素晴らしかった。

KENTA選手は飯伏幸太選手を蹴りまくった。それくらいしか印象に残っていない。

試合時間は約20分ほどあったにも関わらず、だ。

飯伏幸太選手と言えば、例年の「G1クライマックス」でも開幕戦から名勝負を生み続けきた実力者だ。

そんな彼と対角線に立ったにも関わらず、結果、内容、インパクト。全てが不足した時間になってしまったのだ。

 

今後の期待

もしも、KENTA選手が柴田勝頼選手に導かれていなかったら僕はこのコラムを書いていない。

何故ならば、たった一戦で興味の対象から外れていたためだ。

「G1クライマックス29」が終わったらもう新日本プロレスには上がってないだろう。

それくらいになっていたかもしれない。

近年、全く新日本プロレスでの実績がないにも関わらず、激戦を極める「G1クライマックス29」のセミファイナルを初陣に選んだこと。

前哨戦なし。直近のタイトル挑戦なし。

今回「出たい」という言葉だけで出場を果たした100キロ未満のフリーレスラー。柴田勝頼選手が居なければ「いやいやあなたが出るなら鈴木みのる選手見たいんですけど」となっていたに違いない。

 

2017年以降の新日本プロレスファンである僕からすれば、過去のプロレスレスリング・ノアで活躍していた実績は知っているが、きちんと追ってはいない。ヒデオ・イタミの試合も知らない。

柴田勝頼選手が認めたから、WWEに居たから期待があったのだ。

海外遠征帰りのジェイ・ホワイト選手が棚橋弘至選手が持つ「IWGPインターコンチネンタル選手権試合」でスイングしなかったこととは意味合いが違う。

新日本プロレスのヤングライオンでもなければ、若手じゃない。信頼と実績で「G1クライマックス」に選ばれたのだ。

新日本プロレスで好勝負を連発している飯伏幸太選手と対峙して、スイングしないのはあまりにも驚いた。

なんと次の試合は棚橋弘至選手。更になんとメインイベントである。

 

棚橋弘至戦へ向けて

満身創痍の棚橋弘至選手を今回の飯伏幸太選手のように蹴り続けたら、どんなことが起きるだろうか。

必ずブーイングが起こると思わないか。

僕はいい意味でKENTA選手に期待している。

きっと次の試合は新日本プロレスにアジャストして、名勝負を生んでくれるだろうと。

KENTA選手は参戦前のインタビューでその決意を熱く語っていた。その言葉を信じたいのである。

最後にすごく厳しいことを書く。

近年、外から参戦したトップレスラーと言えば、石森太二選手と鷹木信悟選手の2人だ。

2人は「上を目指すために新日本プロレスを選んだ」と語っていた。

この2人は一発目の試合から面白かった。そう、一発目からインパクトのある試合を魅せた。石森太二選手と鷹木信悟選手が新日本プロレスを選んでくれてよかったと心から思っている。

新日本プロレスを「G1クライマックス29」をぶち壊すと語った鈴木みのる選手の動向にも期待しつつ、次の試合を待ちたい。

次のメインイベントでKENTA選手の真価が発揮されることを願う。

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